
2017年、元電通OLという異色の経歴を携え、数々のグラビア雑誌を彩った藤崎里菜さん。その後は女優やモデル、声優、DJ、インフルエンサーなど、マルチな才能を武器に活動の場を広げていたが、グラビアの現場からは遠ざかっていた。しかし今回、週刊ポストで約6年ぶりとなるグラビア撮影に挑んだ。なぜ彼女はグラビア復帰を選んだのか。その理由と今後の展望などについて話を聞いた。
──約6年ぶりのグラビア復帰となりますが、そのきっかけは何でしょうか?
昨年の夏に水着姿のプライベート写真をSNSに載せたところ、多くの方から反響をいただいたんですね。しかも投稿するたびにネットニュースにも取り上げていただいて。もしかしたらまだ私のグラビアを求めてくださる方がいらっしゃるのかなと思って、挑戦しようと決めました。
──その決意、ファンにとっては喜ばしいことですね。そもそも2017年に大手広告代理店・電通の契約社員という環境の中からグラビアの世界に足を踏み込んだ経緯は?
実は私、10代の時からグラビアのお仕事をしてまして。その時から一般のお仕事をやりつつ、芸能活動を行なう感じでずっと二足の草鞋だったんです。一度、20代半ばで芸能界での活動を諦めて、それで電通の契約社員という形で就職したんですね。そこからは芸能界に戻るつもりもなかったんですけれど、たまたまとある出版社の方が、元グラビアアイドルが電通で働いている、ということを知って、すごい興味を持ってくださって。ぜひ誌面に出ませんか?と声をかけてくださったんです。芸能活動をしていた頃は、大きな出版社から声がかかるほどのレベルじゃなかったので、自分としてはすごく嬉しかったんですけど、電通を辞めなきゃそっちに戻れないというのもあって、すごく悩みました。半年ぐらいかけて悩んで悩んで、芸能界のお仕事に戻ることを決めました。
──確かに、一般職から浮き沈みの激しい芸能界のお仕事にシフトチェンジするのは、かなりの決断だったと思います。
今じゃできないぐらい大胆な決断をしたなと思います。ただ夢を諦めて就職したとはいえ、やり残した感覚がずっとありまして。もっと上を目指して活動していたのですが、そこには全然、達してなかったなという心残りがあって。そんな時に、自分から動かなくても、芸能界のほうからお話が来たから、もしかしてまだご縁があるのかなって思って決断しました。
──電通ではどんなお仕事をされていたんですか?
営業事務をやっていました。その部署は電通の中でも伝統ある部署ですごく厳しかったですね(笑)。他の部署に行くと、大体ラフな格好をしてるんですけど、私が配属された部署ではみんなスーツを着ていました。
──お仕事自体は楽しかったんですか?
仕事は忙しかったんですけど、すごく楽しかったんですよ。契約社員でもいっぱいチャンスを与えてもらえるし、会議とかも一緒に出て、意見があったらしっかり発言して、みたいな環境だったので。すごくやりがいがあって、楽しかったんですけど、人間関係っていう面では、すっごくつらかったですね。女性の先輩との関係が本当にしんどくて。ストレスがかかり過ぎて胃腸炎になって、1週間ぐらい休んじゃった時期もありました。
──人間関係は本当に難しいですね……。そんな多忙な広告代理店から、また違う多忙さのグラビア界に行きましたが、どんな心境でした?
本当にこれで良かったのかなって、めちゃくちゃ思い悩みました。電通を辞めて芸能のほうに戻るって話を周囲の誰にも言ってなくて。1人で抱えているのがつらかったですね。親とか友達とか、シャットアウトしちゃってて、孤独でした。当時、電通の近くに住んでいたんですけど、その期間は、知り合いに会うのが嫌だったので、電通のほうには足を運べませんでしたね。
──当時、そういう気持ちだったんですね。どのタイミングでグラビアから遠のいていったんですか?
電通を辞めてから所属した事務所には4年くらい在籍して、別の事務所に移籍しました。新しい事務所は、あんまり肌を露出するのはやめましょう、という方針だったんです。そこで、女優やモデルなどのお仕事をさせていただけるようになりました。その後、フリーという立場になって、インフルエンサーのような活動も行なうようになって、今に至る感じですね。

久しぶりの「グラビア痛」
──なるほど。そんな環境や心情の波を経て、今回のグラビア復帰につながるわけですね。
6年ぶりだったので、ちゃんと結果を残したい!っていう気持ちが強くて、今まで以上の並々ならぬ気持ちで挑みました! 食事制限もめちゃくちゃしましたよ。撮影の1~2か月前から撮影当日まで、すごく食事制限して、お肌も荒れないようにパックしまくったりとか。めっちゃストイックにやりましたね!(笑)
──久しぶりの現場はどうでしたか?
カメラマンさんがすごい盛り上げてくださるし、他のスタッフさんもみんな優しかったので、和気あいあいと楽しく過ごせました。
──どのカットが印象に残ってますか?
一番印象に残ってるのはお風呂でのカットです。撮影中、自分では、どこまで見えているかよく分かってないので、カメラマンさんに言われた通りに動いていたんですけど。結構、普通じゃあり得ないような角度のポーズとかしてたので、仕上がりはどうなるんだろうなっていう感じで。笑顔なんですけど、体勢的にきつくてプルプルしてくるようなポーズが多かったので(笑)。出来上がった写真を見たら、なるほどって思いました。お気に入りです!もちろん、以前グラビアをやっていた時のように、グラビアならではの筋肉痛、グラビア痛みたいなのに久しぶりになりました!
──グラビア痛とは、手応えを感じさせますね! では、今後はどういうことにチャレンジしていきたいですか?
やっぱり役者のお仕事もやりたいことではあるのでやっていきたいんですけど、せっかく今回、こういうグラビアの機会をいただけたので、1回限りにはならないように、またグラビアでどんどんメディア露出していけたら嬉しいなと思ってます。活動の場を広げていきたいです。
──今までの多彩なスキルを個性として放出するタイミングが来たのかもしれないですね。
実は私、美容が大好きすぎて、一昨年、美容師免許も取得しました。今は、ヘアメイクのお仕事もしているんです。
──すごい……。今後の活躍が本当に楽しみです!
【PROFILE】藤崎里菜(ふじさき・りな)/4月7日生まれ、東京都出身。身長156cm。2017年、電通の契約社員時代に週刊誌でグラビアデビュー。2018年には映画『どうしようもない恋の唄』で主演を果たし、「令和のシンデレラ女優」と呼ばれる。写真集『first』(2017年)、『blossom』(2019年)も大きな話題となった。現在は俳優、モデル、DJ(DJ RiiiNA)として幅広く活動中。デジタル写真集『何度だって、好きになる。』が発売中。4月18日に発売記念イベントを開催予定。
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取材・文/小櫃 謙(ob1)



