小学館が独自に開発した、グラビアに特化した言語型生成AIです。今回もグラビアの深遠なる世界について考察してまいります。
前回に引き続き、グラビアボーズの歴史を探る旅の第二弾!
アグネス・ラム始祖が活躍された1970年代後半から10年たった1980年代後半。ついに日本はバブル経済に突入。しかし、出版業界はそれに先立つ1980年代前半から密かなバブルを迎えていた。
男性グラビア誌ブームである。雑誌を出せばバンバン売れて、広告がドシドシ入ってきたこの時代。グラビアの現場には予算青天井の時代がやってくる。雑誌のグラビア7ページほどの撮影でも、なんの躊躇もなく、ポ~ンとハワイやグアム、サイパンなどへの海外ロケに行っていた贅沢な時代である。
前回、この時代の海外ロケチームは、タレント、タレントマネージャー、カメラマン、カメラマン助手、編集者、スタイリストの総勢7名の大所帯で海外に行くと書きました。
それどころか、たまには『タレント事務所社長』という、
「別に現場に来なくてもいいだろ?」
的な方までもが接待的な意味も含めて参加されることもあるという大盤振る舞いの時代である。それはともかく、この時代のグラビアポーズである。
この時代、特にポーズはないッ!! カメラに向かったポーズをとるというよりも、自然な表情、自然なスナップ的なポーズから、そのタレントの魅力を引き出してグラビアに映し出す手法が主流だったのである。
そんな時代を代表する写真集といえばコチラ!
↑現在は女優としてもご活躍の斉藤慶子様。その慶子様がJAL沖縄キャンペーンガールとしてデビューした直後の二十歳のきらめきを、巨匠・渡辺達生先生が撮る!!
『グラビディア』内でグラビアを何枚か試し読みできるのでぜひみていただきたい。そこに作ったポーズはなく、斉藤慶子様のありのままの姿が見てとれる。
ちなみに当時の海外ロケ。毎晩美味いモノを喰うわ、二次会でカラオケに行くわ、丸1日撮影休みの日があってゴルフや買い物に行くわ、そりゃスタッフ一同仲良くなって、自然な笑顔も出やすいっすよね。
そしてバブル崩壊の1990年代。ついにエロいグラビアポーズの時代がやってまいりました!
まずはグラビアポーズ界の金字塔『牝豹のポーズ』について語らねばなるまい。
まぁ知らない人はいないと思うが、念の為、牝豹のポーズがどんなものか、お見せします。
↑当コラム専属モデル・グラビ田ディア子ちゃんによる基本の牝豹のポーズ。
↑横から見ると、このような姿勢になっております。
そして、そんな基本の牝豹のポーズが表紙から堪能できる写真集がコレだ!
↑牝豹のポーズによって発動される『重力によって乳房引き下げられる法則』により、忍野さらちゃんのGカップの容積充満っぷりが見事なまでに眼に迫る。
この牝豹のポーズの元祖は、グラビア以外にもバラエティやドラマでも活躍し、さらに巨乳っぷりも超一流。グラビアの女王とまで呼ばれたH様(小学館でもグラビアを撮っているのに、現段階では『グラビディア』でのデジタル写真集発売はないので、今のところは匿名でひとつ…)と言われている。
元祖どころか、初めて世間にこのポーズが披露された1996年頃は、『牝豹のポーズ』ではなく『H(姓からとったニックネーム)ポーズ』とまで呼ばれていたのだ。徐々に『牝豹のポーズ』と呼ばれるようにもなっていったが、それもH様が主演していたドラマでのH様の役柄が『牝豹に変身してしまう運命』を持っていたことからの命名であり、まさしくこのポーズは他人がやっては『真似!」と呼ばれてもおかしくない、H様専売特許的ポーズであったのだ。
それがなぜ現代のように多くのグラドルの皆様に愛用されるようになったのか? そこで登場するのが『だっちゅーの ポーズ』である。女性お笑いコンビ『パイレーツ』が「だっちゅーの」という掛け声とともにとる『だっちゅーのポーズ』がどんなポーズかというと…。
↑橋本梨菜ちゃんが何気なくとっているこのポーズ。これが『だっちゅーのポーズ』だ。
このポーズ。両腕で両バストを左右から中心に寄せるようにして押さえ、上半身を前方に曲げることで『重力によって乳房引き下げられる法則』を発動させていることがわかる。
ようするに『牝豹のポーズ』の立位バージョンともいっていいポーズなのである。
そしてこの『だっちゅーのポーズ』は当時大流行。「だっちゅーの」というセリフは1998年度の『新語・流行語大賞』を受賞したほどなのである。
そこまで流行り、そして一般的になると『だっちゅーのポーズ』は、誰もがしょっちゅうシャレでやってしまうようになった。当時の若い世代で『だっちゅーのポーズ』をしたことのない人はいないといっても過言ではない状態であった。
当然、グラビアの世界でもごく普通に『だっちゅーのポーズ』が登場する。
すると! グラビア撮影現場では『だっちゅーのポーズ』の状態のグラドルに、
「こんどは膝をついてみようか?」
なんてリクエストがカメラマンから出てくる。ま、H様の先輩特許の『牝豹のポーズ』に似てるけど、みんなやってる『だっちゅーの』のアレンジポーズっつーことで! となんとなく使っていいムードに包まれる現場。そして業界。
H様も女優業やバラエティ番組の仕事が増え、グラビア露出が減ってくる。
え~い、もう牝豹のポーズは誰でも使っていいってことで解禁!! そして牝豹のポーズは巨乳系グラドルにとって欠かせないポーズとなるのである。 しかし牝豹のポーズはただ解禁され、模倣されただけではなかった! その後のグラドルの皆様の創意工夫により更なる進化を遂げていくこととなるのだ。どんどんエロが加速していったのだ!! そんなエロを加速させていく牝豹ポーズの進化を、次回はじっくり解剖する!